昔、
救おうと思ってた人が
空に飛んだ。
もうお風呂にも入れない、
髪も洗えない。
そう言っていた。
その気持ちが、今、少しわかる。
その時は
髪ぐらい洗えなくてもいいじゃん!
って思ってた。
でも、違う。
髪も洗えないほど
ほかの何もできないっていう
絶望の言葉だったんだ。
今になってわかる。
お風呂にも入りたい。
髪も洗いたい。
大体、何処かが痒くて
自分自身、不快でしょうがない。
でも、入れない。
お風呂にさえ、入れない。
そんな自分、生きてていいのか?
こんな気持ち、
家族にはわからないのだろうな。