十二歳なんて、もう四十年前のこと。
今の不調を全部、そこに持ってこなくてもいいのじゃないか。
今日、ふと、そう思った。
でも、じゃぁどうしてこんなに生きづらいのか。
生きていくのが、辛い。
いま、なにもしていない。
湯治と銘打って一週間、
家族からも離れて温泉宿に泊まってる。
なにも、していない。
宿に置いてあった本とか、漫画とか、
好きに読み、好きにお風呂に入り、
好きに布団に寝転んでいる。
それなのに、この不安定な気持ちはなんなんだろう。
疲れ切った気持ちが回復してこないのは、なぜなんだろう。
ポンコツだと思う。
ポンコツでも生きていいじゃないか、とは思えない。
ポンコツな自分を抹殺したいのかな。
頑張って頑張って生きてきた。
もう、いいんじゃないかな。