くたびれました。
度重なる、苦しく悲しい出来事。
もう、耐えられないよ。
いつになったら、平穏な日々が訪れるのだろう。
今回は本当に、やっと平穏が訪れたと思っていたのに。
まさかリックがいなくなるなんて。
ずっと、骨壺を抱いて歩いている。
カサカサと小さな音がする。
いつの間に、こんなに硬く小さくなってしまったの。
どうしてこんなことになったの。
オットは散歩に行けという。
陽にあたって、少しでも歩いて、と。
陽にあたることでセロトニンが出ると思っているのだろう。
でも、ウチの周りの道は、リックとの思い出に溢れすぎてる。
まだ、歩くなんて出来ないよね
寒がりなのにどこまで行ってしまったのだろう。