虐待サバイバー コマクサの憂鬱

虐待サバイバーの回復への道

幼児期

千葉にいた頃は

一人でいた記憶が多い。

 

近所の路地で、

チンドン屋さんや酔っ払いの真似をして

ふらふら歩いていたこと。

 

仲良かった友達が引越してしまって

悲しくて、そのアパートの門の辺りで

ずっと泣いていたこと。

泣いていたら、次に住む家族が引越してきて

その中に同い年の女の子と小さな妹の姉妹がいて

すぐに仲良くなって、一緒に遊ぶようになったこと。

その友達の家に、昼間はよく行っていたこと。

 

兄の後を追いかけていたこと。

4歳上の兄には小さな妹の世話は面倒で

友達と自転車に乗って走り去っていく。

その後を追って、ずっと駆け足で走っていたこと。

 

 

 

泣きすぎるとしゃっくりが止まらなくなって苦しかったこと。

だから途中からは泣きすぎないように、

感情をコントロールするようにしたこと。

 

 

友達の家の重い玄関扉を閉める時に

親指を思い切り挟んで、痛かったこと。

痛みをじっと堪えて、一人の家に戻ったこと。

 

母は、多分、働いていた。

鍵っ子だった兄と私。

ある時、家に友達を呼んで、

はしゃぎまくって、

炬燵の上でジャンプを何度もして

炬燵を壊してしまったことがある。

すごく怒られたし、

それ以降、友達は家に入れることを禁じられたのだと思う。

友達の家か、外で遊んでいた。

 

そんな、幼児時代。