虐待サバイバー コマクサの憂鬱

虐待サバイバーの回復への道

深い深い愛

お寺からお酉様の祈願のお札が届いた。

びっくりした。

なぜって、ご祈祷を申し込んだのが13日の月曜で、届いたのが16日の木曜日。その間に酉の日はないから、お寺でのご祈祷はなかったはず。

佐◯急便で来たから、問い合わせ番号を調べたら、非通知設定の電話が二度あった日に発送されていた。

 

現ご住職は、そんな特別なことはしないだろう。

酉の日に、他の人と一緒にご祈祷すればいい。

 

どうしてだろう?どうしてだろう?

と考えながら犬の散歩をしていて、

はっと気づいた。

 

先代だ。

先代がご祈祷してくださったんだ。

私は家族四人分申し込んでいて、お布施のつもりで五千円多く現金書留に入れた。

私のご祈祷札だけ、家族とは違う大きなお札で来た。

着払いのはずが、発払いで来た。

なにより、酉の日じゃない日にご祈祷されていた。

 

あぁ、先代だ。

そう確信した。

オットの体調不良や長女の悩みを聞いてもらった。

次女のことも折にふれ話してる。

きっと、私たち一人一人の願いを汲み取って

ご祈祷してくださったのではないだろうか。

 

そう思い至った時に、ありがたくて泣いた。

こんなに、こんなに暖かく見守ってくれている。

ずっと疑っていたけど、そこには愛しかなかった。

 

お礼のメールを書いた。

その時に見ていた夕焼けの画像を添付して。

 

勘違いかも知れない。

だけど、こんな幸せな勘違いなら

ずっとずっと勘違いしたままにしよう。

心が今、とても温かいのです。

 

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