私がベビーサークルに寝かされてたのを
自分で知っているのは、
母の思い出話で出てきたか、
その写真が残っていたのだろうと思う。
母には、こう言われてた。
お前はお兄ちゃんが大好きで
お兄ちゃんが傍にいなくなると
ぎゃーと泣き出すんだよ。
それで私はお兄ちゃんが家から出てったのに気づいて
追っかけて、探しに行ったものだよ、と。
ということは、
ぎゃーと泣いてる私はベビーサークルに置いてかれて
母は兄を追いかけて何処かへ行ってしまったんだな。
私自身、長女の時ほど、次女の泣き声には敏感じゃなかった。
次女が泣き出してもしばらく放置、なんてことは
何度でもあった。
第二子以降の定めなんだろうなぁ。
泣いても、母はすぐに来てはくれない。
それは身に染みていたように思う。